ブログやウェブサイトの集客は、今でもGoogleからの検索流入が最も多いと状況は変わっていません。そのためSEO対策に注力しなくてはいけないのは当然ですが、最近ではSNSを絡めて集客に活かすという方法も取られるようになりました。
こちらのページではブログ運営におけるSNS集客についてまとめていきますので参考にしてください。なお、各SNSでの対策等を細かくは書けないため、あくまで基本的な考え方についてまとめていきます。
SNSを補助的に使うか、メインの流入手段とするか
まずはSNSをどの程度流入として見込むのかを考えるのが先になります。それは具体的に以下の理由の為です。
・SNS運用自体が手間と時間が掛かる
・慣れていないとフォロワーを集めるのが難しい
・ブログへの流入自体はそう多くはない
SNS運用に時間を掛けてしまい、他の作業が出来なくなるようでは意味はありません。
補助的に使用する場合
そもそも多くのアクセスを集めるブログであれば、SNSの流入割合は低くなるので、新規訪問者の開拓をしつつ、新着記事をお知らせする程度の目的で運用されているアカウントも多いです。特にtwitterやFacebookではこの傾向が強いです。
新着記事のシェアは、通常APIキーの取得などが必要になりますが、WordPressの場合はJetpackのプラグインに最初からSNS共有の機能が含まれているため、簡単に導入することが可能です。
SNSの運用自体も時間が掛かるため、集客のメインとして考えない場合の方が大半です。
SNSをメインの集客ルートとする場合
数万人~数十万人単位のアクティブなフォロワーがいるでもない限り、SNSからの流入量というのは実はそう多くはありません。
一時的にアクセスが伸びることがあったとしても、ジャンルや呟く内容にも寄りますが、平均すれば1日数十~数百PVがせいぜいと言ったところでしょう。ただ逆に考えれば、少ないPVでも収益が見込める高単価案件の成果報酬広告とは相性がいいと言えます。
SNSを入口に、LINEグループやメルマガなどに取り込むということを行っている人達もいます。それはそれでまた運用が必要となりますが、そのような手法も取れるわけです。
SNSをガチ運用する場合
1万人以上のフォロワーのいるアカウントを万垢と呼びますが、複数の万垢を運用し、ブログ運営ではなく、SNSの運用自体をメインと考えることも可能です。そこからAmazonアソシエイトや楽天Roomなどへのリンクを貼って運用する場合もありますし、例えば漫画家であれば、skebのようなサイトで仕事の依頼を受けたりFanBoxなどで支援を受けるといった方法もあります。
ハンドメイド作品を作っている人であれば作品の紹介場所としての運用もできますし、minneのような販売サイトへのリンクを貼ることもできるでしょう。フォロワーを増やしていき、企業案件を受けるといったことも可能になるかもしれません。
このように、運用方法によってはブログという手段を使わずともSNS自体をマネタイズ(収益化)することもできるわけです。
フォロワーを増やすなら属性を決める
ブロガー初心者の方に最も言いたいことの一つですが、ブロガー界隈で同士でばかり繋がっても意味はありません。情報収集などの目的なら構わないですが、自分のブログと同じ属性の人たちと繋がるアカウントを運用し、そちらに注力してください。
仮に子育て関連のブログを運営していたとするでしょう。であれば、子供がいる母親を中心にフォロワーを集め、その人たちに対して情報を発信するなどしている方がよほど有益な訳です。
フォロワーの多くがブロガーばかりなのに、その人たちに対して「子育てブログ記事更新しました」なんて発信したところで、それが収益に繋がることはほとんどないでしょう。
SNSの運用比率を考える
僕自身もフォヲアー1万人以上のアカウントや5000人規模のアカウントをいくつか所有していますが、これらをしっかり運用しようと考えると、やはりかなりの時間が取られます。
単に自動投稿で良ければ、つぶやく内容を事前に予約投稿しておくだけで構わないですが、レスやDMにもしっかり反応を返そうと思えばわりと時間が取られます。
タイムリーな話題を提供しようと思えば、それこそ1日中貼りつくくらいの時間が取られてしまうことも考えられます。
アカウントの運用数や運営方次第では、どうしても時間が取られるので、効率化を図ることはもちろんですが、運用にどの程度時間を掛けるのかは把握しておくべきでしょう。
アカウント凍結対策や運用方法の知識と経験が必要
フォロワーの増やし方もそうですし、どのようなことをすれば凍結する可能性があるのか、それを回避する方法はあるのか、複数アカウントの作り方や効率的な運用方法、各種ツール、場合によっては自動化の方法など、アカウント運用において知っていおくべきことは山ほどあります。
ですがこういったことは経験が必要な上、各SNSでは細かい仕様変更も定期的に行われているため、実際調べても出てこないようなことも多く、場合によっては自身で検証していく必要性も出てきます。
備考:ピンタレストによる検索順位低下について
一時期ピンタレストへの大量投稿し、自身のサイトへの流入を図る手法が取られていたこともありますが、現在ピンタレストからのリンクは低品質なリンクと判定されることが多く、多少のリンクでしたら問題はありませんが、あまりに大量に不自然なリンクを貼る行為は推奨できません。