今回はGoogleアナリティクスとサーチコンソールの設定方法を解説していきます。10分もあれば設定は完了するので手順通りに進めてください。
Googleアナリティクス(Google Analytics)に登録する
アナリティクスはGoogleの提供するサービスで、訪問してくれたユーザーの人数(UU)やセッション数(PV)、滞在時間、国や地域といった情報を分析してくれるサービスであり、リアルタイムで今何人のユーザーがアクセスしているのかといった情報まで見ることができるものです。
後述するサーチコンソールと合わせて登録は必須なので、運営を開始するタイミングで登録してしまいましょう。もちろん無料で利用可能です。
https://analytics.google.com/analytics/web/provision/?hl=ja#/provision/create
アナリティクスの登録手順① プロパティの追加
では早速登録していきましょう。アカウント名は自由に付けて構いません。分かりやすい名前にしておくといいでしょう、またその下のアカウントデータの共有設定に関しては全てチェックを付けたままで問題ありません。
プロパティ名は自分のブログの名前などにしておくと分かりやすいと思います。タイムゾーンは日本にしておきましょう。
このタイミングで「詳細オプション」の中にある「ユニバーサルアナリティクスプロパティ」を生成しておくと、旧バージョンのレポートを表示できるようになります(*後からは生成できない模様)
また、Cocoonなどのテーマの場合、トラッキングコードの追加もこの「ユニバーサルアナリティクスプロパティ」を生成しておくと簡単に行うことができます。
ビジネスの概要はとりあえず適当にチェックしておけば問題ありません。作成を押して次のページへ。利用規約に同意し、今度はブログ側の設定を行います。
アナリティクスの登録手順② タグ取得と追記
「データストリーム」→「ウェブ」を選択します。今回は関係ありませんが、スマホアプリの解析も可能です。
URLとストリーム名を追加します。ストリーム名はブログ名で構いません。
タグをブログ側で設定することで、アクセスデータを収集できるようになります。Googleタグマネージャーでも構いませんが、今回は簡単なグローバルサイトタグの方で設定していきます。まずはタグをコピーしておきます。
テーマにより若干異なる可能性はありますが、FTPソフトで接続して、テーマフォルダ内にあるheader.phpを編集します。(後述しますが、分からない場合はさきほどの「ユニバーサルアナリティクスプロパティ」を生成していれば、テーマによっては簡単に追加が可能です)
<head></head>内に先ほどのタグを挿入します。<head>の先頭に貼りつけるように書かれていますが</head>の直前で構わないでしょう。
*以下の設定はheader.phpを弄った場合は不要です。
「ユニバーサルアナリティクスプロパティ」を生成していた場合、「UA」から始めるトラッキングIDが自動的に作られています。まずはこちらをメモしておきます。
Cocoon(*当サイト配布のぬこ式を含む)の場合、ダッシュボード内の「Cocoon設定」→「アクセス解析・認証」でIDを入力するだけでも設定が完了します。
アナリティクスの登録手順③ アクセスの反映を確認
「ユニバーサルアナリティクスプロパティ」を生成している場合は上記の画面、生成していない場合は下記の画面が表示されます。自分のブログにアクセスしてみて、リアルタイムのアクセス数が増えていることを確認してください。
サーチコンソール(Google Search Console)に登録する
サーチコンソール、略してサチコと呼ばれることもありますが、これはGoogleの提供する検索順位や検索トラフィックの測定、サイトのエラー等の状態を判断したりできるSEOの為の解析ツールです。もちろん無料で利用できます。
アナリティクスを先に登録しておけば簡単にサーチコンソールも登録完了するので、まずはアナリティクスを設定しておきましょう。
サーチコンソールの登録手順
Googleアカウントにログインしている必要があるので、Chromeからアクセスするといいでしょう。まずはこちらのURLからサーチコンソールのページにアクセスしてください。
https://search.google.com/search-console
登録方法はドメインもしくはURLプレフレックスの2種類から選ぶことが可能です。
DNSレコードを追加する方法であれば左の「ドメイン」から。TXTレコードでDND設定するだけでサブドメインまで全て登録が可能ですが、この説明で分からないという場合は右側のURLプレフレフィックスを選びましょう。
ということでURLプレフィックスで登録する場合の解説を行います。登録したいブログのURLを入力して続行をクリック
アナリティクスに登録済みであれば自動で登録が完了します。
サイトマップを登録する
ついでにサイトマップを登録してしまいましょう。サイトマップはGoogleのクローラーにどのような記事がブログにあるのかを知らせるために手助けとなるものです。WordPressであればプラグインで簡単に設定が可能です。
サイトマップ作成用のプラグインも多数ありますが、今回は「Google XML Sitemaps」を紹介します。インストールすると自動的にサイトマップが作成されるのでダッシュボードから確認します。
自分の環境の場合は「設定」の中に「XML Sitemap」がありましたのでこちらをクリック(*必ずプラグインを先に有効にしておきます)
サイトマップが作成されていると思いますので、こちらのURLをコピー。とりあえず設定はデフォルトのままで構いません。
サーチコンソールの左側のメニューにある「サイトマップ」から「新しいサイトマップの追加」に先ほどのURLを入れて送信をクリックします。
設定は以上となります。Googleのクローラーが来るまでに数時間、遅い場合は数日程度掛かることもあるので気長に待ちましょう。